会長挨拶  

一般社団法人 福知山医師会

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一般社団法人 福知山医師会 会長 井土 昇

井土会長
 福知山医師会は西暦1900年、天田郡医師会として発足、以来115年の歴史を刻んできました。歴代の会長は福知山市長や府会議員、市会議員を務められた方が多く、医療のみならず、政治、また文化にも精通されていました。

 私は平成27年6月総会において、この由緒正しき福知山医師会の第18代会長に選出されました。

 私が平成3年に福知山医師会に入会した時の会長は第14代、古川太一先生でした。20年間会長を務められた方で恰幅のよい温厚な先生でした。その後の第15代、岡本利彦先生はまじめな方で、理事会や総会の時にはきちんとした文章を作ってこられていました。その頃、私は新理事として理事会の一員となりました。入会当初より、親身になってご指導いただいていた尾嘉興先生とともに、若手として職務を行ってゆくことになりました。第16代会長の松山均先生は俳句の同人で選者でもある方でしたから、四季折々の風情豊かな言葉を用いたお話ぶりで、和やかな雰囲気を作っていただきました。そして、前会長の尾嘉興先生は政治にも長けたカリスマ性のある方でした。

 これまで、私の接した4人の会長はそれぞれすばらしい方ばかりでした。それ故、浅学非才で若輩の私が会長を務めるということは全く分不相応で、恐縮至極なことではありますが、長い間庶務担当理事をしてきた経験を生かしつつ、こつこつと事業を進めていきたいと考えています。

 これまで地域医療の充実と発展を目標に医師会活動をしてきた理事の一員としても、さらに発展、飛躍できるよう、副会長の冨士原正人先生や吉河正人先生、理事の先生方と協力して努めて参ります。

 福知山医師会は、京都府北部では医師会立で唯一、看護師養成を行っており、これまで700人を超える看護師を世に送り出してきました。地域医療に看護師は欠かせない人材ですので、看護学校の運営についても継続、発展させていかなければなりません。休日急患診療所の運営についても、福知山市民病院、京都ルネス病院という2つの後送病院があってこそ成り立っているわけですが、開業医も自らの責務の一つとして続けていくことが必要であると考えています。産業医活動、学校医活動、各種健診事業、介護保険事業等々どれも重要で手が抜けるものは一つもありません。どれも医師会現役全会員の献身的なご協力により成り立っている事業で、この点、当医師会の団結力は相当なものと自負していますし、会長として感謝の気持ちを忘れないつもりです。

 また、近々、看護学校および医師会館の移転という大事業もございます。現医師会館は昭和44年に当時税務署であった建物を譲り受けたものですので、老朽化が進み、この十数年間移転問題が大きくなってきていました。この件につきましては、大まかな計画は進んでいますが、未だ検討段階です。

 新生福知山医師会の活動にご注目いただき、至らぬ点は叱咤激励いただきますようお願いいたします。





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